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双極性障害(躁うつ病)

双極性障害(躁うつ病)

双極性障害とは、うつ状態と気分の高揚を伴う躁状態などの2つの気分変動によって、生活に支障を来す障害です。前述のうつ病に比べると、発症年齢はより若年であると言われています。うつ状態と躁状態は周期的に起こることが多く、その再発しやすい疾患とされています。原因としては、うつ病と同様に環境によるストレスや、もともとの遺伝的要因などが複雑に影響していると考えられています。またうつ状態や躁状態でない時期であっても、不機嫌や焦燥感が目立つこともあり、このような状態を、うつと躁の特徴を併せ持った混合状態と呼ぶことがあります。

治療では、薬物療法、特に気分安定薬や抗精神病薬の使用が主となっています。なお、双極性障害のうつ状態では、過去抗うつ薬が多く使用されてきましたが、結果的に躁状態を誘発する恐れが高いことから、最近では気分安定薬で気分変動をコントロールすることが主流となっています。精神療法では、認知行動療法の併用などが挙げられます。また躁状態が軽い状態にとどまる双極Ⅱ型障害の場合だと、うつ状態は遷延化することが多いことから、生活改善の目的で森田療法的な視点を取り入れることもあります。

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